ChatGPTの週間利用者が12億人到達、OpenAIの年率換算収益は700億ドル近くに
OpenAIがDevDayでChatGPTの週間利用者数が12億人に達したと公表。年率換算収益も700億ドル近くまで伸び、Q3開始時から約70%増加した。企業向け販売とCodex、価格競争が成長を牽引している。
OpenAIはDevDayで、ChatGPTの週間利用者数が12億人に達したと公表した。あわせて、企業向けの「ChatGPT Work」とコーディング支援ツール「Codex」を合わせた週間利用者数は3500万人、OpenAIの製品を利用する企業数は250万社に上るという。急拡大する利用規模の裏側では、収益面でも大幅な伸びが確認されている。
年率換算収益は700億ドル近くに、Q3で70%増
OpenAIの年率換算収益(ARR)は700億ドル近くに達し、第3四半期の開始時点から約70%増加した。成長を牽引しているのは、企業向け販売、コーディング支援ツールのCodex、そしてClaudeや中国製モデルに対する積極的な価格競争だという。新モデル「GPT-6.1 Sol」の低価格戦略も、この流れを後押ししている。
Codexは、GPT-6系モデルの人気に乗じて利用者数が急速に伸びているとされ、企業の開発現場での導入が進んでいることをうかがわせる。
Anthropicも同水準の収益規模に接近
競合のAnthropicは7月時点で年率換算650億ドルを超えており、現時点ではOpenAIと同等かそれ以上の水準に達している可能性がある。Anthropicは11月にもIPO(新規株式公開)を準備しているとされ、両社の収益規模の攻防は今後も注目材料になる。
課題は膨らむデータセンター費用との競争
急成長の一方で、OpenAIが抱える最大の懸念は、莫大なデータセンター投資をカバーするだけの速度で収益を伸ばし続けられるかという点だ。ユーザー数・収益ともに急拡大しているものの、AIモデルの学習・推論に必要な計算資源への投資も同時に膨らんでおり、収益成長とインフラコストのバランスが今後の経営課題として残る。