Anthropic は7月24日、最新の大型言語モデル Claude Opus 5 を発表した。Frontier-Bench v0.1 で全モデルを上回る性能を達成し、前バージョンの Opus 4.8 の性能を2倍以上に向上させた。

性能と使用シーン

Opus 5 は複数のベンチマークで最先端の成績を記録している。ARC-AGI 3 評価では 30.2% を達成し、次点モデル(GPT-5.6 Sol)の約4倍のスコアを獲得している。コーディング性能ではエージェント向けベンチマークで 43.3% を記録し、Fable 5 の 33.7% を大幅に上回った。知識作業(Knowledge Work)でも Elo スコア 1,861 で Fable 5 の 1,747 を超えている。

自己検証と反復改善の能力が大幅に向上し、複雑な推論タスクで正確性が高まった。これにより、エンジニアや研究者、データサイエンティストが信頼度の高い結果を得やすくなる。Opus 5 は Claude Pro と Claude Max のデフォルトモデルとなり、日常的な使用を想定して設計された効率的なモデルだ。

価格と提供形態

Opus 5 の価格は Opus 4.8 と同じで、入力トークンあたり100万個につき5ドル、出力トークンあたり100万個につき25ドルで提供される。高速モード(Fast Mode)は基本価格の2倍だが、約2.5倍速く応答する。

特筆すべき点は、OpenAI の Fable 5 が入力 $10・出力 $50 であるのに対し、Opus 5 は Fable 5 の半額で同等以上の性能を実現していることだ。Anthropic は価格競争力と性能の両面で OpenAI に対する優位性を確立した。

AI モデル市場への影響

Opus 5 の登場は、OpenAI と Anthropic の競争をさらに加速させる。Anthropic は Fable 5 より安価でありながら多くのベンチマークで同等かそれ以上の性能を提供することで、エンタープライズ顧客や開発者の選択肢を大きく広げた。

一般ユーザーと開発者にとっては、より多くの選択肢が生まれたことになる。Opus 5 の自己検証能力の向上は、自動修正やエラーチェック機能が必要なアプリケーションでの活用が広がる見込みだ。